Rocro株式会社、自動コードレビューサービスInspecodeと 自動APIドキュメント生成サービスDocstandの正式版をリリース

ソフトウェア開発者向けSaaSをグローバルに提供するRocro株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:小早川 知昭、以下Rocro)は、自動コードレビューサービス Inspecode(インスペコード)と、自動APIドキュメント生成サービス Docstand(ドックスタンド)の正式版提供を開始いたしました。

Rocroはソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の100%子会社です。ソニーのクラウド基盤開発のために開発・使用されていたソフトウェア開発環境の事業化をめざし、2017年8月に設立されました。同年9月14日よりInspecode、Docstandのパブリックβサービス、および自動負荷試験サービスLoadroid(ロードロイド)のクローズドβサービスを提供してまいりました。提供開始約1年で登録アカウントは1,700を数え、利用者は日本のみならず米国、インドなど世界各国に広がっています。

正式版サービスは、ソフトウェア開発者の方々が納得感をもって利用できるよう、ユーザ数単位ではなく、チームで利用するCPUコア数による料金体系を採用しました。1コアあたり月額50ドルで提供します。

Rocro正式版:料金体系

pricing

Rocroでは、サービス利用人数に関わらず、その開発チームがInspecode/Docstandを実行する上で同時に使用する最大CPUコア数を、1コア単位で契約できます。例えば2コア分だけInspecodeを契約した場合、費用はチーム全体で月額100ドル、4コアなら月額200ドルとなり、利用人数には依存しません。このような料金体系のため、チームに必要なパフォーマンスを最適に選択することができ、また将来大きなチームになっても大幅なコスト上昇を心配する必要はありません。

Inspecode/Docstandは解析処理を並列実行することで圧倒的な高速化を実現しています。今回の料金体系は、この高速性を開発チームごとに自由に選択しコントロールすることができるため、最適な量のリソースを無駄なく契約することが可能になります。詳しくは、RocroのBlogポスト(https://blog-en.rocro.com/2018/03/23/accelerating-ci-part-2-optimization-of-resource-allocation/)をご参照ください。

なお正式版提供開始を記念して、2018年11月末までFreeプランにおいても無制限の実行時間を提供いたします。この機会に、InspecodeとDocstandを手軽に試してみることが可能です。

Rocro株式会社について

Rocro株式会社は、ソフトウェア開発者向けサービス事業を担う、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の100%出資子会社です。Rocroはソフトウェア開発にまつわる日常業務を、「非常に高速」かつ「設定不要ですぐに使える」SaaSを提供し開発者に代わって処理します。世界中のソフトウェア開発者の方々が本質的な開発により多くの時間と集中力を投入できるように貢献していきたいと考えています。

Rocroサービス概要

GitHub.comやBitbucket.orgなど、ソフトウェア開発のためのクラウドサービスと連携して動作し、開発者の開発効率を向上させるためのサービス群です。現在以下3つのサービスで構成されています。

※今回正式版を提供するのは、InspecodeとDocstandの2つになります。

  1. Inspecode: 自動コードレビュー&コード修正サービス
    • Checkstyle、golint、Pyflakesなど70以上の定評のあるツールで自動コードレビュー
    • 強力な自動修正機能。修正コードをPull requestでマージ
    • 複数のツールによる解析を並列に実行することで、非常に短時間で解析が完了
  2. Docstand: APIドキュメント生成&ホスティングサービス
    • レポジトリと連携して最新のAPIドキュメントを自動生成&ホスティング
    • 面倒なドキュメントの維持管理作業を自動化
  3. Loadroid: 自動負荷試験サービス
    • クラウド負荷試験サービス。シナリオを書くだけで、クラウド上に負荷サーバを自動構築、負荷試験実施、結果の自動集計
    • 大規模負荷試験、数十万台のIoT機器を模擬した試験など、難度の高い試験が手軽に可能

以上

本件に関するお問い合わせ先

Rocro株式会社

担当:小早川知昭

Email: support@rocro.com