ソフトウェア開発者向けSaaSをグローバルに提供するRocro株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:小早川 知昭、以下Rocro)は、クラウド自動負荷テストサービスLoadroid(ロードロイド)のパブリックβ版提供を開始いたしました。
Loadroidは負荷テストシナリオをYAMLで記述すると、クラウド上に自動的に負荷生成サーバを構築、シナリオ通りに負荷テストを実行し、結果を集計、見やすい画面で表示します。

時間のかかる負荷テストの環境構築が自動的にできるため、大幅な工数削減が可能です。当社の例では、JMeterで環境構築から2週間かかったテストを、4時間で完了することができました。
またLoadroidは完全にソフトウェア制御で動作するので、CIに組み込んで、定期的あるいはイベンドドリブンに負荷テストを自動実行することが可能です。パフォーマンスもソフトウェアの品質と捉え、日々の開発の中でトラックすることが容易になります。
高いスケーラビリティも実現しているので、数百万台規模のIoT機器を模擬したテストも可能です。

CLIツールを無料配布していますので、ローカル環境でも手軽にお試しいただけます。
https://loadroid.rocro.com/help/configuration/cli.html
クローズドテストにおいて頂いたお客様からのお言葉をご紹介させていただきます:
弊社では大量のリクエストが想定されるAPIサービスを提供しています。このサービスの負荷テストにLoadroidを使用しています。自前で毎秒1万リクエストができる環境を用意するとなると非常にコストがかかりますが、Loadroidなら簡単なYAMLを書けば数分でテストが行なえます。結果のグラフがリアルタイムで描画され、その履歴もGitのコミット単位で残るので管理がしやすいです。JavaScriptが使えるので動的なリクエストにも柔軟に対応でき、非常に重宝しております。
株式会社Ginco, 取締役CTO, 森下真敬様
昨年の6月に商用サービスをオンプレミスからAWSのクラウド環境に移設したのですが、その際にLoadroidを使って、AWS環境への負荷テストを実施いたしました。移行対象が5サイト程ありましたが、YAMLを記述し、ブランチを切り替えるだけでそれぞれのサイトに対して負荷テストを実施できたので、非常に短い工数で、負荷テストが実施できました。
クーコム株式会社, 執行役員, 三浦克浩様
Loadroidは以下リンクからβ期間中無料でご利用いただけます。β版の範囲を超えて非常に大きな規模の負荷テストを行われる場合は、個別にご対応させていただきますのでご連絡ください。
Rocro株式会社について
Rocro株式会社は、ソフトウェア開発者向けサービス事業を担う、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の100%出資子会社です。Rocroはソフトウェア開発にまつわる日常業務を、「非常に高速」かつ「設定不要ですぐに使える」SaaSを提供し開発者に代わって処理します。世界中のソフトウェア開発者の方々が本質的な開発により多くの時間と集中力を投入できるように貢献していきたいと考えています。
Rocroサービス概要
GitHub.comやBitbucket.orgなど、ソフトウェア開発のためのクラウドサービスと連携して動作し、開発者の開発効率を向上させるためのサービス群です。現在以下3つのサービスで構成されています。
- Inspecode: 自動コードレビュー&コード修正サービス
- Checkstyle、golint、Pyflakesなど70以上の定評のあるツールで自動コードレビュー
- 強力な自動修正機能。修正コードをPull requestでマージ
- 複数のツールによる解析を並列に実行することで、非常に短時間で解析が完了
- Docstand: APIドキュメント生成&ホスティングサービス
- レポジトリと連携して最新のAPIドキュメントを自動生成&ホスティング
- 面倒なドキュメントの維持管理作業を自動化
- Loadroid: 自動負荷テストサービス
- クラウド負荷テストサービス。シナリオを書くだけで、クラウド上に負荷サーバを自動構築、負荷テスト実施、結果の自動集計
- 大規模負荷テスト、数十万台のIoT機器を模擬したテストなど、難度の高いテストが手軽に可能
以上
本件に関するお問い合わせ先
Rocro株式会社
担当:小早川知昭
Email: support@rocro.com